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日本と英国を行き来する2人のバイリンガルキッズの母。ロンドンで生まれた子供たちを連れて日本へ。横浜で英語で創作絵本を作るキッズ・クリエイティブ・ライティングの教室を開き、英語の絵本の出版。小学校で不登校になった息子を連れて、またまた英国へ。イギリスの自然と息子のテニス・トーナメントの応援と野菜作りを楽しむ日々を過ごしていましたが、社会人学生として大学に入学。

2013年12月3日火曜日

イギリスのジュニアテニス 英国テニス協会とトーナメント・システム

待っていた初優勝

息子がようやくジュニアテニストーナメントで優勝しました。

今回のトーナメントは地元のテニスクラブで行われたグレード5の大会。優勝ポイントは75ポイント。
やったー!早速、家に帰って英国テニス協会(LTA)のホームページで、息子の大会記録をチェック。
ランキングが上がっていたぁ。

さらに嬉しいのが、次の朝。
早速、英国テニス協会からEメイルが届いていました。

『おめでとう!君のレートは9.2から9.1に上がりました。。。。今大会シーズンの健闘を祈ります。LTA・コンペティション・チームより』 

イギリスジュニアテニス大会 英国テニス協会(LTA)からのお知らせメール
英国テニス協会(LTA)からのメール

イギリスのテニス大会と英国テニス協会のコンピューター管理

イギリスのテニストーナメントは、ジュニア戦含めて、すべてLTAと呼ばれる英国テニス協会(The Lawn Tennis Association)の規定に従って行われます。英国テニス協会はテニストーナメントのルールだけでなく、イギリス全土のテニス大会の全てを管理しています。本当にすべてを。

イギリスの公式戦に出るには、英国テニス協会(LTA)に選手登録をしなくてはなりません。LTAに入会している人は大会にでなくても『ブリティッシュ・テニス・メンバーシップ(BTM)』というLTAのメンバー番号をもらえるのですが、これが選手登録番号になります。

メンバー入会すると、入会通知と共にこのBTMメンバーカードが送られてきます。

クラブ対抗戦以外は、各自が英国テニス協会のホームページからトーナメントの参加申し込みを行います。LTAのホームページからBTM番号を使ってログインすればいいだけなのですが。コンピューターがなければ、大会主催者にBTM番号を教えると参加登録をしてくれます。

小学校のテニス部でのトーナメントの時も先生から「息子さんのBTM番号を教えてください。」と聞かれました。

このBTM番号を知らなくても、ランキング登録を一緒に申し込んでいれば、LTAの選手プロファイルで調べることができます。大会にでなくても、あなたを選手として英国テニス協会は登録してしまうわけです。そして、BTM番号を持って選手登録したら、LTAのホームページであなたの試合記録は全て公開されます。

イギリスのテニス公式戦はどんなに小さいローカル大会でも、すべてLTAによってコンピューター管理されていています。大会主催者は英国テニス協会の送ってくるソフトウェアを使い、選手の参加受付からマッチの組み合わせ(ドロー)、結果の入力までLTAのサーバーに連結して行います。

英国テニス協会によるコンピューターでの中央管理。ローカル大会から国際大会まで、毎日すごい量の大会結果やテニス選手のプロファイルがサーバーに入ってきて、大会の結果のアップデートはオンタイムで行われているわけですね。やるなぁ、LTA。


イギリスのテニストーナメントと選手レート

今回の大会で3勝し、ようやく息子のレートも上がりました。
英国テニス協会のメイルに書いてあった「レート」って何?「9.2から9.1」って何?と思われるでしょうが、これは公式戦に出る際に必要な選手のレベルの評価です。

ブリティッシュ・テニス・メンバーシップ(BTM)を取得している人であれば、大会に出なくてもLTAにランキング登録を申し込んでおけば「10.2」というレートを与えられます。

大人のプレイヤーで「いやぁ、自分はもっとテニスが上手いよ。」と思えば、7.2までは自己申請ができます。

選手レートは、10歳以降のジュニアと大人のプレイヤーの場合は1から10レベルまで。(10歳以下はミニテニスプレイヤーとして違うレートが適応されます。)

1から10までの各レベルがまた1と2の上下に分かれます。最低レベルの10.2から10.1そして9.2と上がっていき、やがて最高レベルの1.1となります。


英国テニス協会 選手レート(選手レベル)

最高レベル  1.1
最低レベル 10.2

「ジュニア選手だとどのくらいのレートなのかなぁ。」
息子と同じ12歳グループの選手をみると、2013年の夏シーズン 全英(グレード1)大会U12優勝選手は、全国ランキング2位で、レートは5.2でした。

イギリスのテニス選手のランキング表に載るには、このレートを持っていることが条件で、トーナメントによっては「レート9.1以上の選手」「レート10.1までの選手」等と選手レートによって制限されることがあります。

レートは大会出場年数に制限がなく、年齢枠で区切られることもありません。
イギリスの公式戦で1マッチにごとにカウントされて、自分以上のレートの選手に4回勝てば、次のレベルに上がります。

ジュニア選手には適応されないけど、大人の場合は、自分のレート未満の選手に負けるとレートが下がります。シビアですね。

決勝戦優勝で対戦相手も安堵の顔

優勝した今回のトーナメントは、今年の夏からジュニアトーナメントを主宰しだした地元のテニスクラブで行われました。決選相手はよく知ってる地元の友人や学校のテニスクラブの子達。

夏のトーナメントシーズンが始まった時は、地元クラブでのグレード5の大会では、対戦相手よりレートも上で、シード1だった息子。なのに、観戦しているだれもが『なぜ?』という程負け続けて、とうとう今回はシードなし。

この夏のトーナメントシーズン、レートが自分より下の子達にいっぱい負け続けて、対戦プレイヤーにレート加算ポイントをいっぱいあげてきた息子。

それだけに息子が優勝した時は、負けた相手プレイヤ―も含めてみんなが「ようやく優勝できたね。」という安堵した顔になっていました。




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参照:英国テニス協会(The Lawn Tennis Association)http://www.lta.org.uk/


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